後悔しないための設備投資チェックポイント

2018-10-09 - 松尾繁樹 - 0 - 実践!財務の知恵


「買わなければよかった!」という経験はありませんか?

設備投資は攻めの一手である以上、思い切りは必要ですが、資金や利益に関する検討が不足していると、後々後悔することになります。ここでは、設備投資に役立つ簡単なチェックポイントをお伝えします。

1.発生する経費を上回る粗利が取れるか

新規に獲得できる顧客数や、単価の上昇を見積り、どの程度の売上高アップが見込めるか概算してみましょう。また、さらに一歩踏み込んで、粗利はいくら確保できそうでしょうか。売上高まで検討する方は多いですが、粗利の見込みが立っていないケースが意外と多いようです。粗利で投資金額を回収できなければ、設備投資は成功とは言えません。

2.資金繰りは問題ないか

設備投資直後に粗利が確保できなくても、今後の事業展開に必須と考えらえる場合もあるでしょう。このような場合には最低限、資金繰りに支障が無いことだけは確認しましょう。

また、手元資金で購入した場合に、後追いで借入をすることがないようにしましょう。借入をするのであれば、初めから設備資金として借り入れをしてください。耐用年数にみあった返済期間での借入が望ましいでしょう。返済期間の短い運転資金を設備投資に転用すると、資金繰り圧迫の原因となります。

3.部分最適になっていないか

部分最適と全体最適という言葉があります。部分最適な設備投資とは、ある工程にとって有効な設備投資であったとしても、会社全体としては不利益となるものをいいます。在庫の管理が適切に出来ていないような状況で、製造のスピードアップを目的とした設備投資をしても、在庫過多となり宝の持ち腐れです。これは優先順位の問題でもあります。このケースでは、在庫管理システムへの投資が先かもしれません。ボトルネックを解消する設備投資を優先しましょう。

 

設備投資は、その魅力に目を奪われがちです。このようなチェックポイントに目を通すことで、一旦冷静になって考えることが出来ます。会社全体を俯瞰することを常に心がけていきましょう。

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松尾繁樹公認会計士事務所
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